日本では、なぜ国が国民にを勧めているのでしょうか。NISAの拡充が議論された当時、日本の家計が持つ金融資産は約2,000兆円ありました。しかし、その半分以上は株式や信託ではなく、現金や預金として保有されていました。日本政府は、このお金をに動かすことで、企業の成長を支え、その利益を家計にも戻したいと考えました。これが「からへ」という政策です。
その中心にあるがNISAです。NISAの口座で株式や信託を買うと、で得た利益にがかかりません。政府は2024年にを大きく拡充し、利用できる期間も無期限にしました。国民に「預金だけではなく、でものお金を準備してほしい」と伝えたのです。
ところが最近、「NISA貧乏」という言葉も聞かれるようになりました。のかからないを早く使おうとして、今のに使うお金まで減らしてしまう状態です。名古屋で開かれた交流イベントでは、収入の半分以上をに回したり、食費や友人と会うためのお金を大きくする人が紹介されました。
もちろん、こうした人たちはかなり極端な例です。NISAを利用する人の多くが、苦しいをしているわけではありません。それでも、が広がるほど、「をしないと遅れる」「早く上限まで使わなければ損だ」というは生まれやすくなります。
国が国民ののためにを勧めることは、よい政策でしょうか。それとも、老後の準備を個人に任せすぎているのでしょうか。未来の安心も大切ですが、食事や旅行、友人との時間も今のを作っています。NISA貧乏は、単なるの話ではなく、未来のために現在をどこまで我慢するのかという問題でもあります。
